あなたの考える名古屋のやさしさとは?

縁はなく配属された名古屋が、数年後には起業の地に

私は埼玉県出身で茨城県の大学に進学、就職後に配属されたのが名古屋でした。その頃は東海地方にほとんど来たことがなく、名古屋のイメージといえば当時の名古屋市長の強烈な名古屋弁や、髪型の“名古屋巻き”くらい。実際に来てみると、みなさん標準語だったので安心しましたね(笑)。

会社員として3年ほど勤務した後、農業DXスタートアップ「ミライ菜園」を起業しました。当社が掲げるミッションは、“AIで実現する農業の経営リスクの最小化”。

具体的には、AIを用いて病虫害リスクを予測し、被害を減らす取り組みです。この10年ほどでAI技術が急速に発展してきており、これを活用して農業支援に役立つ新しいサービスを作りたいと思いました。

スタートアップ支援の充実と農業地域への近さが決め手

名古屋での起業を決めた理由の一つは、大都市でありながら農家さんとの距離が近いこと。愛知県内には農業が盛んな地域も多く、電車を使えば名古屋から30分ほどで行くことができます。起業前のヒアリングでは農家さんに快く協力してもらって、さらに知り合いに繋げてくれることも。他県からやってきた初対面の私をあたたかく受け入れてくれました。

また、名古屋でのスタートアップ支援の機運が高まってきているとも感じて、ここで起業すれば手厚い支援が受けられそうだという期待もありました。

ちょうど設立されたばかりのナゴヤイノベーターズガレージでイベントに参加したり、名古屋商工会議所で法律相談や補助金申請のサポートを受けたり、名古屋でチャレンジする者として応援してくれたことがうれしかったですね。

子育ての環境にも恵まれ、今後のビジネス環境への期待も

最近は、2024年に開業したオープンイノベーション拠点である、STATION Aiに通勤もしていますが、ラッシュの混雑も東京に比べればほとんど気になりません。どこに行くにもアクセスがしやすい街ですね。

子育て中ですが、子どもと暮らすにもいい環境だと感じます。自宅の近くでは道幅に余裕があって、子どもと安心して歩けますし、徒歩圏内に公園も2~3か所はありますよ。

スタートアップへの支援は年を追うごとに充実し、名古屋での起業を選択しやすい環境が整ってきていると感じます。大きな成功を果たすスタートアップ企業が現れれば、投資や人が集まる好循環が加速するはず。ビジネスも日々の暮らしも大きく包み込んでくれるような名古屋のやさしさ、ぜひ体感してみてほしいですね。

名古屋で暮らす魅力

挑戦する人にも、子育て中の家族にも、暮らしやすい街

出身地に関係なく、起業などあらたな挑戦をする人を受け入れる寛容さがあり、支援制度も手厚いです。子育て中の家族も暮らしやすい環境で、市内はもちろん郊外への移動に便利な交通網も整っています。

市内で農業にふれられる施設「農業センターdelaふぁーむ」の魅力を聞かせてください

家畜とふれあうことができますし、園内や地元で採れた野菜も販売しています。あいちの伝統野菜「八事五寸にんじん」など珍しい野菜も栽培していて、種をもらったことも。最近リニューアルされて施設も増えましたし、入園無料なので気軽に出かけられます。名古屋市農業センターdelaふぁーむ

畠山さんが好きな名古屋のおいしいものを教えてください

お気に入りの焙煎所で買うコーヒーです。名古屋は喫茶文化が豊かなせいか、コーヒーのロースターが多い気がします。喫茶店の入口にある“○○の豆を使用”という看板が気になって探してみたら、好みの豆に出合うことができました。

これはあまり知られていないと思う、名古屋のいいところは?

名古屋は水がおいしい!結構水にはこだわるタイプなんですが、名古屋で水道水を飲んでみたところ、「これは浄水器なしで飲める」と驚きました。味の良さだけでなく、飲み水の質は健康に関わるので、うれしいですね。

子育てに助かる支援やサービスはありますか?

自宅の近くに名古屋市の地域子育て支援拠点があります。家の中だけで子どもを遊ばせるのってなかなか難しいんですが、そこに行くとおもちゃがたくさんあり、同じ年ごろの子どもが来ているので、楽しく遊ばせることができてありがたいです。

INFORMATION

企業名

株式会社ミライ菜園

設立

2019年

所在地

名古屋市中村区平池町四丁目60番地12号

会社紹介

写真を撮ると病害虫診断ができるスマートフォンアプリ「SCIBAI(サイバイ)」をはじめ、病害虫AI診断サービスを開発する

ミライ菜園